肩に湿疹と痛みが出現したら皮膚科へ 整形外科で解決しない痛み

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歌島 大輔
歌島 大輔
スポーツ整形外科医師(非常勤)景翠会 金沢病院
スポーツ整形外科専門医師(川崎市立井田病院・景翠会 金沢病院・さくら通り整形外科 各非常勤医師)として外来診療・手術を行っている。ケガやスポーツ障害という「マイナス」から元通りという「ゼロ」を目指すのではなく、パフォーマンスに変革をもたらす「大きなプラス」を一緒に目指す情報発信やコーチング活動をライフワークとする。

今回は肩の痛みに加えて、湿疹ができたときに第一に考えたい帯状疱疹(たいじょうほうしん)ということについて解説したいと思います。

湿疹ができれば、かゆかったり、痛かったりして当然で、まず皮膚科に行くというのが一般的だろうと思います。

しかし、帯状疱疹はそうもいかないケースがあって、注意したいポイントがあります。

こんにちは、肩を専門とするスポーツ整形外科医の歌島です。
本日も記事をご覧いただきありがとうございます。

それではいきましょう!

肩の痛みが整形外科の治療で全然改善しない・・・

肩の痛みで整形外科に行って、痛み止めと湿布が出される。

一番多いケースでしょう。

そこで痛み止めを飲んでも全然効かないし、湿布を貼っていたらかぶれちゃって、赤く湿疹ができて・・・
なんだかなぁ・・・

ということもあります。

そんなときは単に肩の関節や周囲に炎症があるわけではなく、他の原因も考える必要があります。

他の専門領域の病気が原因の肩の痛み

他の原因というのは時に整形外科の専門領域の外側にあるものということがあります。

肩の痛みではじまる心筋梗塞もある

例えば、内科領域で有名なのは、心筋梗塞の痛みが左肩の痛みとして出現するケースです。

もちろん、非常に稀なケースですが、心筋梗塞という重病のサインですから頭の片隅には入れておきたいものです。

皮膚は注意してみよう!

そんな他の科の専門領域でわれわれ整形外科医がいつも注意しているのが帯状疱疹(たいじょうほうしん)です。

湿布かぶれかと思ったら帯状疱疹(たいじょうほうしん)

肩の痛みのときに病院でも湿布が処方されることは多いですし、薬局で買ってとりあえず貼ることも多いでしょう。

そのあと、皮膚に湿疹ができてしまうと、普通は湿布でかぶれたと思ってしまいます。

しかし、そこで湿布かぶれで済ませてしまうと帯状疱疹の発見が遅れます。

帯状疱疹とは神経を伝わるウイルス性の皮膚炎

帯状疱疹とは体の左右どちらか一方に、ピリピリと刺すような痛みと、これに続いて赤い斑点(はんてん)と小さな水ぶくれが帯状(おびじょう)にあらわれる病気です。身体のどこにでも起こりうりますので、肩にも起こるということです。

帯状疱疹というのはなかなか難儀なメカニズムで発症します。

水痘帯状疱疹ウイルスといって、水ぼうそう(水疱瘡、水痘)を起こすウイルスが原因ですが、これが神経に潜んでいて、あるときウイルスが暴れ出し(再活性化)、神経痛が出現し、その後、その神経を伝わって皮膚までウイルスが及びます。その結果、支配領域に湿疹(実際には赤い斑点や水ぶくれ)が出現します。

帯状疱疹は消炎鎮痛剤では治らない

このメカニズムからすれば、当然、湿布かぶれかと思って、湿布をやめても、消炎鎮痛剤の内服をしても痛みはひかないし、湿疹もよくなりません。

最低でもそこで気付く必要があります。

 

そこで、帯状疱疹に対しては抗ウイルス薬を使う必要があります。

ここは皮膚科領域ですので、われわれ整形外科医は帯状疱疹を疑ったら皮膚科の専門医にコンサルト、つまり相談しますので、早めに受診しましょう。

まとめ

今回は肩の痛みに湿疹が被ったときに、帯状疱疹というのは忘れてはいけないものであるということを自戒も込めて解説いたしました。

少しでも思い当たる節があるときは皮膚科に相談してみましょう。

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